お知らせ。
「スタジオ・ヴォイス」9月号で、大里俊晴さんがジャン=ジャック・ビルジェさん会見報告第1弾を書いていらっしゃいます。読んでね。
カエターノ・ヴェローゾ来日公演5日皆勤(夢のような日々)以来、ブラジルもののライヴはおろか(きょうのボサ・フェスもパスしちゃったし...)CDすら1枚も買っていなかったので、そろそろリハビリに恵比寿の中南米音楽でお買い物をしようと思い、その前にひさびさの六本木WAVEに行ったらワゴンセールにハマって、けっきょくフランスものばかり集めてしまった。ちゃんと恵比寿にも行ったんだけど、フェルナンダ・アブレウの新譜がリハビリになるのかしらん(^^;カッコいいけど。でもお店で見せてもらった、シコ・ブアルキのCDつきセバスチャン・サルガドの写真集が素敵だったなあ。
WAVEではワゴンセールでも収穫があったけど、やっとやっとやっとジャン=フィリップ・ラモーのオペラ Les Boréades が見つかったのが一番うれしい。
RAMEAU / LES BORÉADES (1990, MUSIFRANCE, 3CD, 2292-45572-2)MUSIFRANCEとは、ERATOレーベルとRADIO FRANCEが共同でつくっているフランス音楽シリーズのようです。ジョン・エリオット・ガーディナー指揮。世界初録音なのかな。
Boréades って何だろう、と思っていたら、ギリシャ神話に出てくる北風の神ボレアスの一族のことらしい。
ルイの「LES VIOLENCES DE RAMEAU」(一部では「ラモーのらんぼう」と呼ばれている)では、この作品からの引用が一番多いんだけど、CD店でラモーの棚を見ても全然なくて、わたしがぼんやりしているうちに世の中の「ラモーのらんぼう」ファンのひとに買われてしまったのかと不安になっていたのだけど、さすがに六本木にはありました。
ついつい「ラモーのらんぼう」で引用された曲だけプログラムして先に聴いてしまった(古楽ファンのひとに怒られそうだなー)。わーおもしろいー。「ここは原曲だと合唱だったんだー!」とか、なんだか新鮮(先に原曲を聴いていたら、「ラモーのらんぼう」はどんな風に聴こえただろう?)。
しかし、「第○幕、第○場」などの表記にズレがあったり、原曲版CDに収録されていないタイトルもあって、ナゾが残ります。初録音の段階では復元できなかった部分もあるらしいので、その後研究が進んで別ヴァージョンが出ているのかもしれません。
きょうはこれから小松亮太&タンギスツのライヴを観ます。初めてなので、楽しみ。