はい。1カ月以上更新できなかった「るいるい日記」やっと再開でございます。
10月は怒涛のライブ月間。今週末は今週末でミッシェル・ポルタルやらアンリ・テクシェやら超大物が一度に見られる"Jazzin' Paris"開催の上にポルタルの新作"Dockings"(Label Bleu, LBLC6604)ときたら、はなぢぶーものの大傑作なのであってこりゃほんとにどうしましょという感じなのですが。
しかし、ともかくも10月前半の超目玉だったフランソワ・クチュリエ&ドミニク・ピファレリ・デュオ、ブノワ・デルベック・カルテットの全国ツアーは無事に終了。それはそれは素晴らしいコンサートに大感激しましたが、ああもう終わってしまったんだ...と少々ブルーな気持ちであることも事実。くすん。
これから、コンサートのこととかその他いろいろ書きたいとは思っているのですが、まあその、クロード・バルテレミーの時以来のミーハー魂炸裂な内容になることは必至ですので、お読みくださる方はあらかじめ覚悟くださいませ。(^^;)
で、まずは先に、いくつかinformationをお届けしたいと思います。
その1:
レクタングル・レーベルからアナログ盤が出ているリサイクラーズの"Morceaux Choisis"、またカンタン・ロレ選曲による「レクタングル・オムニバス」が、アップリンクより10月30日発売されます。
CDジャケットはオリジナル盤と似ても似つかぬ(^^;)デザインで、関係者も一瞬不安になったらしいですが、ブノワ・デルベックとスティーヴ・アーギュエルの2人にはバカ受けした模様。
さらに、"Morceaux Choisis"には未発表のボーナス・トラックが1曲入ります!超お楽しみに!!!
その2:
10/10「横濱ジャズプロムナード」演奏終了後、ミュージシャン達は会場の関内小ホールのすぐそばにあるディスクユニオンに直行。バカスカと買い物をしまくりました。そのときのクチュリエ、ピファレリ、デルベックのサインが店内に飾ってあるそうなのでお買いものついでにチェックしてみてください。そのうち写真もディスプレイされるかも。
その3:
その横濱ジャズプロムナードでお会いした横井一江さんからうかがったのですが、以前こちらでお知らせした、ルイと高瀬アキさんの共演話、どうも白紙に戻ってしまったようです...(;_;)とはゆっても、べつにルイとアキさんがケンカしたとかそういうのではなく(^^;)マネージメント・サイドの都合によるものらしいので、希望は捨てずにいましょう。
(ところでEnjaからリリース予定っていうBernard Struber Jazztettはいつ出るんじゃー!>ルイ)
その4:
フランソワ・クチュリエ&ドミニク・ピファレリ・デュオ、ブノワ・デルベック・カルテット広島公演の模様が、いつもお世話になってますERuKaさんのページで読めます。あのライブの雰囲気をとても良く伝えてくださってるので、見てみてね。「最近の出来事から」っていうところだよ。
それから、直接関係あるわけじゃないのですが、これは本当に残念なお知らせ。
YTTツシマさん、情報ありがとうございました。
10月6日、フランスのジャズ・ベーシスト、ジャン=フランソワ・ジェニー=クラークが54歳の若さで、ガンのため亡くなりました。来日中のミュージシャン達は日本で訃報に接したわけで、横浜と東京では、デルベックはコンサートを彼に捧げていました。
・・・前後して来日していた、ある素晴らしい才能に溢れた女性ミュージシャンもまた、日本で彼の死を知らされました。
「いいえ、全然驚いてはいないの。彼が、もう2年前からだったか、ガンに冒されていることは皆知っていたし、いつこうなっても不思議じゃなかったんだから。でもね、彼はとても強くて、最近もダニエル・ユメールとヨアヒム・キューンと一緒にアルバムを録音して、ついこないだそのアルバムが出たばかりなのよ。彼は素晴らしいミュージシャンだったし、良き友人でもあった。それにね、彼は私がクラシックの勉強に明け暮れていた学生時代、生まれてはじめて生演奏を聴いたジャズ・ベーシストだったのよ...くやしい、本当にくやしいわ...」
10月号のJazz Magには、夏のフェスティバルのひとコマ、リシャール・ガリアーノ、アルド・ロマーノ、ダニエル・ユメール、アンリ・テクシェ、そしてルイと一緒に、彼が微笑んでいる写真が載っているのですが...
ご冥福をお祈りいたします。