26/07/97 rencontre avec Jean-Jacques Birgé
アン・ドラム・ミュジカル・アンスタンタネ
Un Drame Musical Instantané のジャン=ジャック・ビルジェ Jean-Jacques Birgé さんが音響を担当したイベントが、今、なんと熊本県で開催中です。
【みらい九州・夢知遊(むちゅう)博】(会場:三井グリーンランド、7/18-11/24、問合せ:みらい九州・夢知遊博事務局、092-711-5513)のメイン・パビリオン、「アール・フォラン館」がそれ。
扉の向こうは19世紀のヨーロッパ「アール・フォラン館」
メーンパビリオンとなるのは、100年以上昔のパリ祭を再現した「アール・フォラン館」。現在の遊園地の起源であるヨーロッパの縁日を文化遺産として取り上げ、パリで高い評価を得た展覧会です。
展示品は、ヨーロッパ各国の博物館やコレクターの800点にもおよぶ所蔵品。今にも天空に駆け昇っていきそうな木馬、細工が美しいメリーゴーラウンドにマリオネット、おかしな活動写真館、ノスタルジックな音色を奏でる自動演奏楽器、イルミネーションなど、そこは幻想空間。まるで古き良き時代のヨーロッパにタイムスリップしたよう。
小品映画を上映するシネマコーナーや遊園地につきもののキャンディショップ、乗物コーナー、射的など遊べるコーナーもいっぱい。懐かしくきらめく世界をのぞいてみては?
以上は、熊本在住の親友Mが送ってくれたタブロイド版情報誌「リビング熊本」97年7月19日付の記事からの引用でした。12月からは名古屋に会場を移すとか。
ビルジェさんは、単に音楽をつくっただけではなく、会場内の様々な場所で様々な音が聴こえてくるように、いわば音のインスタレーションのようなことをしているみたいで、これは、フランスではCDになっているそうです。
JEAN-JACQUES BIRGÉ - Il était une fois la Fête Foraine...(AUDIVIS-TEMPO, A6217)
で、このイベントの準備のためにビルジェさんが来日(そろそろ帰国されたと思うのですが)、東京滞在中の7月9日にインタビューが行われました。
インタビュアーは大里俊晴さん。「ジャズ批評」編集長の岡島豊樹さんと、ビルジェさんと仲良しの恩田晃さんが出席。(なぜかわたしも同席)
ビルジェさんはいろんなお話をしてくれました。もうちょっと気難しいタイプなのかと思っていたら、とんでもない。明るくて、お話好きで、好奇心がいっぱいで、とってもナイスなひと。でも、自分のやっていることに対してはものすごく真面目。ほんとうに誠実な「'68年5月」世代(当時15歳だったそうですが)のアーティストなんですね。
ロック野郎だった頃のこと、盟友ベルナール・ヴィテ Bernard Vitet との出会い、あっと驚くライブ・パフォーマンスの数々、今年6月12日に亡くなった(号泣)コレット・マニー Colette Magny のこと、「サラエヴォ組曲 SARAJEVO SUITE」のこと...
インタビューは秋に出る「ジャズ批評」に掲載予定です。必読!
あと、専用チューナーがないと聴けない衛星FM放送「ミュージックバード」の大里さんの番組「ジャズ・フロンティア」でもインタビューを含めてアン・ドラム・ミュジカル・アンスタンタネ特集が放送されるはず(もう終わってたりして?)ですが、この番組を聴いている方いらっしゃいますかあ?(^^;
ここでいきなりミーハーになりますが、ビルジェさんはルイについて、「共演は一度だけ("URGENT MEETING")だけど、彼はすばらしいミュージシャンだし、人間的にもいいヤツだよ」と言ってくれたのがとてもうれしい。ムフ。(このとき、「音楽はすばらしいけど性格は悪い」某大物ミュージシャンの名前も出たんだけどー、ないしょ^^;)でもほんと、ルイの誠実な人柄は演奏やインタビューからも伝わってきます。
アン・ドラム・ミュジカル・アンスタンタネのホームページはリンク集に入っているから行ってみてね。かっこいいよー。ビルジェさんのかわいいお嬢さん、エルザちゃんのお顔も見られます。
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