うれしいな。うれしいな。ずっと探していたCDを中古でゲットできたので、ルイは入ってないけど書いてしまおう。
LES FILMS DE MA VILLE (1995, nato, 112 033)
natoレーベル得意の映画ものアルバム。映画誕生100年記念でつくったのかな。「我が街の映画」っていうタイトルですけど、映画史の王道を行く名作のテーマ曲ばかりとりあげています。
ジャック・ベッケル「現金に手を出すな」
フランソワ・トリュフォー「突然炎のごとく」
ジャン=リュック・ゴダール「勝手にしやがれ」
ジャン・ヴィゴ「アタラント号」(きゃー!)
ルネ・クレール「幕間」
ジャン・ルノワール「獣人」
ジャック・タチ「ぼくの伯父さん」
ベルナルド・ベルトルッチ「ラスト・タンゴ・イン・パリ」
メンバーも豪華。スティーヴ・ベレスフォードSteve Beresford 、トニー・コウTony Coe 、ロル・コックスヒル Lol Coxhill のThe melody four おじさんトリオをはじめ、ブノワ・デルベック Benoît Delbecq、スティーヴ・アーギュエル Steve Argüelles 、ノエル・アクショテ Noël Akchoté、イヴ・ロベール Yves Robert、ミッシェル・ゴダール Michel Godard 、エレーヌ・ラバリエール Hélène Labarrière 、マルク・デュクレ Marc Ducret 、ジャック・トロ Jacques Thollot etc,etc...
この顔ぶれで面白くないわけがなくて、アクショテがマルシアル・ソラルのちゃちゃらちゃっちゃーをガシガシ弾きまくる「勝手にしやがれ」(「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!」って連呼するコーラス隊にQuentinっていう名前があるけど、Rectangleレーベルのカンタン・ロレ Quentin Rollet ?)、ミッシェル・ゴダールののんきなチューバが良い「幕間」、再びゴダールとロル・コックスヒルの共演で「ぼくの伯父さん」のかわいいこと。って全部書いてるときりがないから次に行きます。
各曲の前に、映画紹介っぽく短い曲が入るんですが、これはみんなThe melody four プラス「TRUFFAULT 」(あんた、誰やー)の作となってます。
これのタイトルがまた、いろんな映画のタイトルをもじっていて妙におかしい。すぐわかったのだけここに書きますと、
「ミッキーとモスコウィッツ」(ミニーだってば、ミニー)
「私が知っている2、3の事柄」(なにをだ?)
「知りすぎていなかった男」(おい...)
「Intermission impossible」
「Everyday Night Fever」...(^^;
The melody four といえば、ジョン・カサヴェテスが主演していた刑事物TVドラマ(見たことないけど)の主題曲とか、オースン・ウェルズの「黒い罠」テーマ曲をやってたですね。
そういえばnatoレーベルは今、ジョン・カサヴェテスへのトリビュートという、またまた心の琴線に触れるテーマのアルバムをつくっているという話があって、とてもとても楽しみなんですが...発売はいつになるのでしょう。
それより心配なのは、無事に発売になっても、ちゃんと日本に輸出してもらえるんでしょうか。ちょっとねー、今のディストリビューターには問題がありそうなのよねえ。