22 juin 2000 -
パリの友人が、Label Bleuの季刊ニュースペーパー(?)を送ってくれたおかげでコンサート情報が増えました。17日のParis Jazz Festivalを見てきたこの友人の生情報によれば、9月にアフリカン・トリオのオランピア劇場公演も決まったとのこと。ひえ〜(^^;)ほんと人気あるんだわアフリカン・トリオ。この夏もコンサートしまくりだもんね。
あと注目は、7月20日ミュンヘンのオペラハウスで「ラモーのらんぼう」コンサート・・・しかもジョン・ポッターのダウランドもの(ジョン・サーマンやバリー・ガイもメンバー)と一緒。古楽とジャズミュージシャンっていう企画なんでしょうね。これはレアでしょーっ(涙)。
オペラハウスつながりで、来週6月27日には、アヴィニヨンのオペラ劇場でルイが仕切る一夜限りのコンサート「Passades」が行われます。
今年はフランスの各都市で西暦2000年おめでとうイベントが開催されているようですが、アヴィニヨンでは「2000年のヨーロッパ文化都市」っていうテーマでいろんな催しが行われているらしく、このコンサートも企画のひとつなのです。
1999年12月30日付「ルモンド」紙に、このコンサートに関するルイのインタビューが掲載されたのですが、なんかもうルモンドのHPではアーカイヴに入っちゃって「有料ダウンロード」しかできなくなってるんだけど(驚)そうなる前に保存しておいた(^^;)記事のなかで、この企画を引き受けることになったいきさつをルイが語っています。
それによれば、コンサートを企画したのは長年アヴィニヨンのジャズシーンを担ってきた「ジャズとインプロヴァイズド・ミュージックのためのアソシアシオン(L'AJMI。ラジミですわ。アヴィニヨンっ子のブルーノ・シュヴィヨンが言っていた)」。ルイも20年以上のつきあいがあるそうで、その関係で自分に話が回ってきたとか。
L'AJMIは地元で継続的にコンサートを行い、ジャズ・クラスを開いてきた団体なので、メンバーの大部分を構成するのは地元出身のミュージシャン。メンバーを選んだのは、ジャズ・クラスの指導に当たってきたギタリストのレミ・シャルマッソンとのこと。さらにルイの希望で、ヴェテラン・サックス奏者のアンドレ・ジョーム(シュヴィヨンのジャズの先生だったのよね)も参加することになった。あとは、ルイのレギュラーバンドのメンバーと、フランス以外の欧州のミュージシャンとして、イタリアのジャンルイジ・トロヴェシとオランダのエルンスト・ライセガーが入っています。
・・・と、ルモンドの記事でメンバーについてわかったのはこの程度だったのですが、数日前に届いたJazz Magazine6月号にこのコンサートの広告が載っていて、メンバーが全員出ていたので記念に(^^;)書いておくことにしましょ。
(Jazz Magは毎年恒例のフェスティヴァル特集号。毎年恒例のグラマー美女イラストが表紙。今年はなんだかお顔が昔の夏木マリ様みたいだぞ)
Louis Sclavis / composition, saxophones, clarinette
Jean-Luc Cappozzo / trompette
Bruno Chevillon / contrebasse
François Merville / batterie
Ernst Reijseger / Violoncelle
Gianluigi Trovesi / saxophone, clarinette
Rémi Charmasson / guitare
André Jaume / saxophone
Thierry Bois / flûte traversière
Bastien Boni / contrebasse
Luc Bouquet / batterie
Fredéric Boyer / piano
Philippe Canovas / guitare
Laure Donnat / voix
Jean-Marc Eon / batterie
Lionel Garcin / saxophones
Amanda Gardone / contrebasse
Emmanuelle Guimond-Stimbre / contrebasse
Véronique Magdelenat / saxophone alto
Franck Passelaigue / guitare
Guillaume Seguron / contrebasse
しかし総勢21人でそのうちベースが5人にドラムスが3人??いったいどんな音楽、どんなコンサートになるのでしょう。